母(認知症)は異食症になってしまったのだろうか? と疑ってしまいそうになる。
異食症 … 変な物(栄養が無い・本来食べない物)を食べてしまう病気。
氷
母は認知症が酷くなってきてからというもの、氷水を飲みたがる《氷水ブーム》が来てる事は知っていたが…
一緒に晩御飯を食べた日。
鍋が煮立ち、さぁ食べよう…って時。
母はおもむろにお椀に氷をいっぱい入れて席に着き、私が鍋の野菜とスープよそって渡したとんすい(小鉢)に氷を放り込んだ。
私「え~?熱いの嫌? 冷ましたいの? 味を薄めたいの?」
とビックリな私に、母は平然と…
母「こうするのが美味しいの。」と食べだした。
ま、良いなら良いけど…と、自分の食事を食べてたら、
横から「ガリゴリ、ガリゴリ…」と氷を砕く音が聞こえてきた。
母が、鍋の具をひとくち食べる毎に氷を手づかみで口に放り込み、ガリゴリ食べている。
…これって正常なのか?
「お母さん、氷食べ過ぎじゃない?」と言うと、
「口の中がスッキリして美味しいのよ。」とあっけらかんと言う母。
ん~
兄に視線を向けると、「何も言うな…」って風な合図を私にする。
(いつもの事なんだ…?)
氷ばっかり食べるんじゃなく、ちゃんと鍋の野菜も肉にも手は伸びて食べてるので、良しとするか…
と黙って食事を続けた。
異常だよな~! と思うのは私だけ?
氷食症
異食症の中に【氷食症】ってのがあって…
氷が異常に食べたくなる。
原因 … 鉄不足やストレス
解決法 … 鉄分を採り、バランスの良い食事をする。
ストレスを溜めない。
(酷い場合は内科や精神科へ…)
鉄不足になると、自律神経が乱れて口の中が熱いと感じるらしい…とネットに書いてありました。
(更年期障害のホットフラッシュが口の中限定で現れるのか…?)
母の場合は、鉄分不足なのか、ストレスなのか?
単に、氷が好きなだけ?
母の健康
もう歳なんだから、そんなに健康に気を使わなくても良い!
と、私達兄妹は思っている。
血液検査の数値にあたふたせずに、好きな物を食べてもらいたい。
もし大きな病気で手術や治療が必要になったとしても、積極的な治療よりも緩和ケアで穏やかな最後を迎えてもらいたい。(場合による…)
健康に害のあるものを食べまくってるのなら問題だが、氷は無害。
(歯が欠ける心配はあるけど…)
ちょっと気にはなるけど…しばらくは様子見だな~。