母と同居している兄から、お手伝いの要請が来た。
部屋の模様替えをしているそうで…
「IKEAのタンスを移動させたい。無理なら処分するので解体の手伝いをしてほしい。」と。
IKEAのPAXワードローブ
我が家にもある衣類タンス(ワードローブ)のIKEAのPAX。
我が家のを見た母が「同じのが欲しい!」と言い、同じPAXを母好みの組み合わせで購入し、私たちが組み立てた。
たった数年で捨ててしまうのはモッタイナイ!
母の家にあるPAXは、奥行60cm、幅2.5m(引き戸1m×2、開き戸50cm)、そして高さ236cm(廃番?)っていう巨大なタンスだ。
模様替え
たぶん認知症(まだ病院には行ってない)な母の生活っぷりはますますヤバくなってて、一緒に住んでる兄には相当なストレスが…
出来るだけ母と一緒にと、リビングに仕事机を置いていたが、
やっぱり四六時中ずっと母と対面しているっていう事に疲れてきたらしいので、模様替え。
(そうだよな~)
- リビングに母の見守りカメラ(監視カメラ)2台を設置。
- 母の寝室機能(ベッドとタンス)をリビングに移動。
- 母の使ってた寝室に兄のベッドと机を移動(広いので)
- 空いた部屋は物置に。
兄が自分の個室に籠れるプランだ。
母が嫌がるんじゃないかとちょっと心配してたが…
私たちがマンションに様子を見に行った時には、もう母のベッドはリビングにあって、
「良いじゃ~ん! 大きいテレビも見れて、お昼寝もすぐ出来て楽チーンだね♪」と私が言うと、
母も「そうなのよ~朝も起きやすいし~」と嬉しそうだった。
PAXを解体して移動
さぁ、タンスの移動!
移動させるのは、引き戸扉の幅2m分。
(開き扉の50cmはそのまま部屋に残す)
そのまま運べればいいんだけど、大き過ぎるのでバラバラに解体しないと廊下にも出せない。
解体は可能な組み立て家具だけど、大きいので何をするにも支えが必要で1人じゃ絶対無理。
- 扉・扉レールを外し
- 付属品(引き出し・棚板・ポール)を外し
- 釘打ちされてる背板を外し
- 天井板、横板を順に外す。
ボックスの背板は細い釘が後ろ側からぐるっと何十本も打ち込まれているので、それを丁寧に抜いていくのが大変。(なん箇所かボロボロにしちゃったけど…)
夫と兄と私(手伝い)で何とか無事にリビングに移動させた。
右側を母の普段使う衣類を入れるつもりで、
下の引き出しを左側に1つ移動させ、ハンガーの位置を母が出し入れし易いように下げた。
(←試し掛け)
組み合わせ変更自在ってのが、こういう家具の良い所よね~
扉を戻して完成~。
左側に壁との隙間が少し変な感じだけど、奥にコンセントがあるし、観葉植物やライトでも置いたら良いと思う。
白い扉なので圧迫感もないし、タンスっぽくも見えないわね~と母も大満足してくれました。
しかし母の服、だいぶ断捨離したな~と減り具合にビックリしたわ。
元々はこのPAX全部と更にウォークインクローゼットにも服がぎっしりだった捨てられない母が、
リビングに移動した右側だけで構わないって…。
ご褒美
お礼に、お昼ご飯をご馳走してもらいました。
私はローストビーフ丼。
お上品なお店だったからか、外食だけど薄味でとても美味しかった。
店に入って注文をした後に母が…
母「私、食べたいお店があったのよ~」と言い出した。
私「へ~じゃ今度行こうね。どんなお店?」って聞いたら
「あの、あの~、美味しいヤツよ。 私だけが知ってるお店で美味しいのよ~」
「洋食? 中華? … どこにあるお店?」いろいろ質問しても母は思い出せず…
「でも、ここじゃないのよ~」とお店の中で言う。
(お店の人に聞こえてない事を祈る…)
それでも食事が来ると、母も美味しそうに食べてたので、助かったが…
母と一緒に居ることがストレスってのはよく分かる。
(兄が潰れないか心配よ~)