夜9時過ぎ、夫の母の入居している老人ホームから電話がありました。
なんだろう?
義母自身が連絡してくるには遅い時間なので、不安に思い電話を取りました。
緊急電話…?
職員さん「夜、○○さん(義母)からナースコールがありまして部屋に行くと、脇腹を押さえて唸っている状態でしたので、救急車を呼び、先ほど○○病院へ運ばれました。」
私「えっ? それで? 状態は?」
「まだわかりません、救急車が出たばかりなので…。
とりあえず、ご家族さんも○○病院へ向かっていただけますか?」
「えっ? 行かなくちゃいけないような状態なんでしょうか?
こちら住所□□で遠方ですし、主人もまだ帰宅しておりませんので、行くにしても時間が掛かり夜中になると思いますがが…」
「えっ?、結構遠いですね~ それはそれは~、
……分かりました。
でしたら病院へ行った職員に状況を聞いてからって事で、またご連絡しますので、お宅でお待ちいただけますか?」
「はい、よろしくお願いします。」
電話を切ってから、いろいろ考えが巡り…
もし大変な事だったら、急いで病院へ向かわないといけない状況かも知れない…
そう思うと、慌てて仕事中の夫に「お義母さんが病院に運ばれたから、今すぐ帰ってきて~!」と連絡を入れた。
そして、夫の帰りを待ってる間に2度目の電話が…
職員さん「やっぱり病院へ向かっていただけますか?」
私「そんなに悪い状態なんでしょうか?」
「いえ、あの、まだ向こうへ行った職員とは連絡が取れてないんですけど、もし入院って事になったら、ご家族様に入院の手続きをしていただかないといけないので、行っていただきたいんです。」
「……まだ入院か分からないのに?」
「あ…そうですよね。
でしたら、もう少しお待ちいただけますでしょうか? 連絡が取れ次第またご連絡させていただきますので。」
「よろしくお願いします。」
……職員さんもパ二クってる?
やっぱり相当具合が悪いのかもしれない。
どうしよう?
(近く葬式か?)
などと、不穏なことを考えてる間に夫が帰ってきた。
「今、連絡待ちなの。もしかしたら行かなくちゃいけないから、出る準備しなくちゃ!」
と、夫に軽めな食事を出し、私は身なりを整え、電話を待った。
しばらくして電話が鳴り、夫が緊張して電話を取ると…。
……病院の先生に診て貰ったところ、便秘で便がたくさん詰まってる事による腹痛とのことで、
下剤を貰って無事に老人ホームへ帰ってきました。
とのこと。
クソばばぁ~! 心配かけさしてからに…
便秘かよ!? (by 心の声)
とりあえず…大事に至らずで良かった。
だけど…
しかし、よくよく落ち着いて考えると…
今の母の事はは全て役所まかせ(生活保護)なので、入院手続きは役所がするんじゃないかしら?
だって、費用は生活保護なので役所持ちなんだし、なまじ保証人に夫の名前なんか書いたらややこしくなるんじゃないかしら?
(知らんけど…)
2度目…
便秘で救急車は過去にもあった。
もう20年以上も前、夫が留守だった日の夜。
腹痛で救急車呼んで病院に運ばれたという義母(本人)から電話があって、
「お腹痛くて救急車呼んだら便秘だった。浣腸して出たからって、一人で帰れって言うのよ~、だから迎えに来て!」って。
え~?
当時の私の家からは高速使っても2時間以上は掛かる距離だったし、私は運転に自信がないし、子供は居るし(翌朝は学校)…
「夫は留守で、私は行くことが出来ないので、タクシー使って下さい。」と断るしかなかった。
すると、「この役立たず!」とあれやこれやと汚い罵りを受け電話を切られた。
…その日、義母はタクシーを使わず、親切なご近所の人を呼び出し足に使ったらしい。
その後、私たちが母を訪ねた時、
「あなたが来ないから、近所の○○さんのお世話になったのよ!
なのでお詫びとお礼に菓子折り持って挨拶に行ってきなさい!」と怒りの義母に言われ、
夫共々「その節は母が大変お世話になりました。」と行かされたのを覚えている。
ご近所さんにご迷惑をかけたのは本当なので、身内として恥ずかしく申し訳なく、お詫びの気持ちは本当だった。
(あんな人(義母)が近所に住んでるなんて、なんて不幸な…と思いながら。)
なので便秘の腹痛は経験済みの義母、…便秘なのは自分でわかるだろう~!?
そりゃ、物凄ーく痛くて痛くて不安で我慢できなくての事なんだろうが…
義母には同情したくない!