少し前になりますが昨年末、兄が母を病院へ連れて行きました。
精神科や神経内科などでストレートな認知症診断には断固拒否な母なので、
前にも検査した事のある病院の【脳神経外科】で脳MRI検査です。
先生の診断結果
先生「右の脳内に小さな脳梗塞(無症候性脳梗塞)の後がいくつも見られます。
2年前の画像にはそれは無く、最近のモノだと思われます。」
兄&母「えぇ?」
先生「本格的な脳梗塞では無いので、心配する必要はありません。」
兄「治療は?」
「今の段階では何もありません。生活習慣病に気を付けた生活を心掛けてください。」
「これが認知症の原因?」
「(母の様子をパッと見て)…まだまだ心配するレベルじゃありませんよ。」
とまぁ、こんなだったと兄が報告してくれました。
詳しい画像の解説では、「コレは2週間以内に発生したモノです。」ってな脳梗塞も画像で確認されたそうだが、「次第に小さくなって他の点と同じようになりますよ。」と説明されたらしい。
…どんだけ点々だらけなんだよ~?
いくら心配のない小さい脳梗塞だと言っても、数が多けりゃアカンやろう?
隠れ脳梗塞
症状の現れない脳梗塞、だけど…
- 認知症になる可能性がある。
- 脳卒中(脳出血・脳梗塞・くも膜下出血…)のリスクが高い。
まぁ、症状が明らかに現れないと言っても、細かい血管が詰まりその先の脳みそが細かく死んでいってるって事は確かだからな~
認知症
脳神経外科の先生からは、まだまだ~って言われたそうだが、
近くで接している兄や私からしたら、現在の母でも十分立派にボケボケでヤバい状態だと感じてる。
私の受けた介護の講習会によると、認知症は大きくは4つに分類されるそうで…
- アルツハイマー認知症 … 脳の萎縮で脳細胞が壊れて起こる一番多い認知症
- 脳血管性認知症 … 脳梗塞などの脳血管障害の後遺症で発症する認知症
- 前頭側頭型認知症 … 局所的に脳が萎縮する。
代表例:ピック病(人格が変わるらしい。) - レビー小体型認知症 … 神経細胞内にレビー小体って特殊なたんぱく質が現れ、幻覚が見えたりするらしい。
今回のMRIでは、母の脳にアルツハイマーのような脳の萎縮は見られなかったそうなので、
たぶん脳血管性認知症なんだろうな~と勝手に推測。
脳血管性認知症
頭の中で脳梗塞が起こる度に、能力が消えていくので、
それまで出来てた事がある日突然出来なくなる…って事があり得る認知症です。
めまい・しびれ・言語障害・麻痺・知的能力の低下・判断力の低下・感情が抑えられない・歩行障害・意欲の低下・頻尿・尿失禁・嚥下障害・ろれつが回らない……
ダメージを受けた脳の部位によって症状が違うので、コレは出来るのにアレはダメってな差が激しい場合も。
「なってしまえば、もう戻らない!
こうならないように生活習慣を見直す事が大事。唯一予防できる認知症なのです!」と介護講習の先生が熱弁をふるってましたが…
うちの母、もうなっちゃってるよ~!!!!