もうすぐ敬老の日だから、母にプレゼントを…
しかし、うちの母は、好きな物は自分で買うので、
人から貰った物は好みには合わず何かと文句をつけて、素直には喜んでくれない。
しかも…私からとなるとストレートに、
「こんなの要らないわ~」と断られる事も多いし、
最近だと「あなたは、お金が無いんだから…何も買わなくていいのよ!」と先制パンチを喰らわせてくる。
少しはしたい…って気持ちはあるのに。
台所の片付け
それならば…と昨日、
私「掃除してあげるから、どこか気になる所はある?」って聞くと、
母「換気扇」と言うので、換気扇を掃除することに。
が、換気扇の下…コンロ周りがゴチャゴチャして油でベタベタなので、
「まずは、調味料を引き出しの中にしまえる様に片付けようよ。」と母を説得して、片付ける事にしました。
片付け途中…
(初めを撮り忘れ)
コンロ前に鎮座してた油まみれの調味料ラックを取り外し、
調味料を引き出しにしまう為に、引き出しの整理。
出るわ出るわ…使途不明な道具の数々にゴミ同然のストックの山。
私「これは何の蓋?」
母「えーっとね、分からない…」って捨てれる物もあれば。
私「これは何?」って意味不明な四角いプラスチックのプレートを見せれば、
母「それはね…何か分からないけど必要な物なのよ。うん。
キャベツをスライス(千切り)した時に、キャベツを置いてキュウリと混ぜる所だから必要なの!」って、絶対捨てないと言い張る。
「キャベツの千切りはボウルに入れたら?」
「ボウルは他に使ってる時もあるから、これでする。」
「使ったこと有るの?」
「無いけど、使うと思うから、必要なの。」
……「はいはい。」と、何なのか分からない物は、引き出しに残る事に…
こんなやり取りが続いたが…1時間程で大まかには片付き、コンロ周りにゴチャゴチャ置いていた物達も引き出しに収める事が出来た。
私としては、もっともっとスッキリと使いやすくする自信はあるのだけど、
母がなかなか物を手放さないから…そうもいかない。
マンションのモデルルーム
ほぼ同じキッチン
綺麗にすれば、綺麗なハズなのに~ とモデルルームを思い出す。
使ってない食洗器
母に、コンロ脇の壁にぶら下げているまな板を、
「不格好だから、引き出しの中に収納場所を作ろうよ!」と提案すると、
「洗って濡れたままぶら下げるのが便利なのよ。」と…
それもそうなので、どうするかな~?と考えて…
母が全く使ってない食洗器を開けてみた。
「ここに入れたら良いんじゃないの~?
食洗器として使わなくっても、開けっ放しにしとけば、自然乾燥する水切りカゴだと思えば…」と言うと。
母も、しばらく考えて、
「そうね~それも良いかも…。じゃ、水切りカゴとして使うから、今までのカゴを捨てるわ!」
とあっさりシンクに掛けてた水切りカゴを処分した。
今まで「使え」と言っても全く使うことの無かった【食器洗浄機】がやっと、高級【水切りカゴ】として日の目をみる事に…
プレゼント?
どうたらかんたら…と片づけをして、掃除をして…
労働をしたので、プレゼント代わりにと私は思ったのだが、
今日、4連休で帰って来た息子と一緒にマンションに行けば、
「見て見て!台所綺麗になったでしょ?」と母が孫(息子)を台所に誘う。
「昨日、あなたのお母さんにいっぱい捨てられちゃったのよ~!
おかげで、何にも無くなってしまったの~」
ん~? と喜んでるのか悲しんでるのか?
微妙なニュアンスだな…と横で聞いていた。
これは、敬老の日の贈り物になったのだろうか…