すえつむはな日記
つれづれな日常の一コマ
介護

母を外出させたが…何もかも辛い~!

老人ホームへ面会に行く度に「何処かに行きたい、外に行きたい…」と言ってる(認知症)母を、
気候も良いし、GWなので、
一時外出で連れ出す事にしました。

外出

私達が面会に行った時にちょっと老院ホームのお庭に出たり、
老人ホームのイベントで外出したことはあるようだけど…
家に戻る(外出)のは、入居してから初めてです。(2ヶ月半ぶりの家へ)

14時~16時半ぐらいまでのオヤツ時間だけの短い外出。

ホームへは前日に伝えて、母を迎えに行きました。
外出できると聞いて嬉しそうだけど、どこに連れて行かれるのか不安そうにもしてた。
しかし、介護さんに「行ってらっしゃい」と言われると、とても嬉しそうに「行って来ます」と笑顔で答えてホームを出ました。

母の歩み・言葉

手を繋いで歩くが、母の歩みは恐ろしく遅く、それに以前より増して前のめりな歩き方。
自立して歩いてはいるけど、実に危なっかしい歩みです。
(短い距離でも車椅子に乗せるか、おんぶでもしたい気持ちになったわ)

それに「こうして、ああして~、座って、立って、歩いて~」等のいろんな言葉で母を動かそうとしてもなかなか理解はしてもらえず、母を制御することがホント難しくなっている。
もう言葉は通じないのか…? と思える程に…

そして、母から出てくる言葉が理解できない。
母「ハニャホレヒレハレ、ラリルレロレロ…」という聞き取れない言葉も多いが…

たまに突然、母がハッキリ「〇△□!」と何度も必死に伝えようとしている言葉が、
私には何の単語なのか、まったく聞き馴染みのない言葉を言う母。
(状況を考えたり想像力を働かせても解らない…)
頑張って何度も何度も「〇△□!
(なんで分かってくれないの?)と言うような眼差しで私を見る母を見て、辛くなる。

(ゴメン、わからない…)
つぶさに明るく「○○だよね~」とか、別の話をしたりして母の言葉をスルーする。(^▽^;)

母のワンコ(=チワワ犬)

何処に連れて来られてるのか分からなくて不安そうな母でしたが、
マンションに着きドアを開けると、出て来たワンコに母は大喜び。

が、そのワンコが母を見て吠えてビックリ。
てっきり母に甘えると思ってたのに、私の方にばかり来て、母を警戒するワンコ。
母は「○○ちゃーん」とちゃんと名前を憶えていたのに、ワンコは母の事を忘れたらしい。

この、バカ犬~!(母が10年育てたワンコ)

しかし、兄が母にワンコのオヤツを渡すと、急いで母に尻尾を振るバカ犬。
が、母に「オヤツあげてね~」と言っても母はどうするのか理解できなかったようで、
自分の口にオヤツを持って行こうとしたので、慌てて止めた。
(すかさず母の手から自分のオヤツを奪い食うワンコ)

そして母は、部屋にあったキツネのぬいぐるみに「○○ちゃん、ハニャホレ~」などと話しかけてて、
もう今は【動く生ワンコ】と【ぬいぐるみ】の区別もつかないのか…(´;ω;`)ウゥゥ

******************

ひと月ほど前、兄がワンコにコロコロ回すとオヤツが出てくるオモチャを買ったが…

いくら教えても、自分では回さない!
回せ」と訴える目で、人間が回すのをジッと待つばかり…(困)

レビュー読むと、他のワンコは楽しそうにしてるのにな~
食欲旺盛なくせに、なぜか触ろうともしない…!
さすが母の育てた子…(あぁぁぁ墓穴掘ってる~!!!)

母のしぐさ

ケーキを買ってたので、兄がコーヒーが好きだった母にコーヒーを入れた。

兄「コーヒーは向こうでも飲んでる?」と聞くと、どうやら飲んでないらしい返事が返って来た。
じゃ、飲んで~」と薦めたが、一口飲んで「からい…イヤ」と飲むのを嫌がった。
(ブラックコーヒーが好きだったのに、嫌いになったらしい…)
じゃ、砂糖かミルク入れる?」と聞いたが、もうコーヒーは絶対飲みたくないって表情に。
じゃ、牛乳にしよう~」と兄が別カップに牛乳を入れて持って来てくれた。

私「ケーキも食べようね~」とケーキを取り分け母の皿に乗せると…
フォークがあるのに、手づかみでケーキを食べる母。
(ワイルドだな~!?)

ま、良いか(正さなくても)…と思ってたら、
ケーキで汚れた指をおもむろにコーヒーに突っ込んで洗う母!
慌てて兄が「熱いよ!?」とやめさせようとしたが、平気そうに笑いながら指をチャプチャプ。

まぁ、時間が経ってたので火傷する温度ではなく、程よい湯加減だったのかも?と思うが…
真っ黒なコーヒーに指を突っ込むとは…(驚きだった!)

そしてまたその指を使ってケーキを食べる。
次もまたその汚れた指をコーヒーで洗うかと思いきや、ワンコになめさせる。
ありゃりゃ…(ワンコ大喜び♪)

ケーキを食べ終わると、フォークを手に取りカップの牛乳をすくって飲む母。
それはフォークだから飲めないよ! スプーン持って来るから。」と言ってもお構いなしにフォークに付いたわずかな牛乳を何度か舐めて、スプ―ンも直飲みも拒否る母。

まるで、自分で食べだしたばかりの赤ちゃんみたい…(泣)

送り

食べた後、少しテレビを観て、そろそろ時間…

母に兄が「帰るよ~」と促がすと、「イヤ、学校行きたくない、ココで…ココ。」とココに居たいと訴える。
(自分の家とは思ってなさそうだったけど…?)

兄「ここには居られないよ、お母さんの家は向こうにあるんだからね~
母「ココ、ココ…」とベッドの方を指差す。
ここは違うよ。
なんで? 何でなの? ハニャホレヒレハレ…
お母さんの家はもう向こうなんだよ。

やさしい兄だけに、頑なで居るのは辛いだろな~
そのやり取りを見てる私も辛い~

けど、猛烈に反発する気力も体力も語彙力もない母なので、
私に上着を着せられ、帽子を被せられ、靴を履かされ、車に乗せられ…
老人ホームの部屋に戻った。

部屋に戻っても、まだ不安そうで…
私達が帰る時、
私が先に部屋を出て、兄が「また来るからね~」と部屋を出ようとすると「イヤ、イヤ…」と帰らないでを何度も訴えてた。

くそ~。ツラい~!
外出なんてさせるもんじゃない…。母も可哀想だ。って思う。
でもな~
(母には良い日になったのだろうか?)


COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です