私の一人息子なので、母にとって唯一の孫の結婚式です。
最初は乗り気ではなかった母ですが、「出席は当然の義務!」と兄からの説得もあってか…
そのうち…
母「わたし「行きたくない」なんて、言ってないわよ~!」に変った。
準備
「服は寒くなってからデパートに一緒に買いに行こう。」って私が言ってたのに、
10月初め頃には、一人でデパートに出かけて買って来てました。
まぁ、お店の人と相談して決めてくれたので、結婚式にふさわしいフォーマルジャケットとロングスカートを選んでくれたので、文句はなく、良かった良かった。と一安心。
披露宴
披露宴では、母は私の隣の席でテーブルの向い側に兄だった。
披露宴での親の務めを果たしつつも、横にいる母の事を気にする。
(兄はもっと気にしてて、ずっと母の様子を見てる。)
母「(お料理)コレ何?」と私に聞くので答えると、
「あなたコレ食べたことあるの?」「ココ来た事あるの?」と言う母。
「はじめてだよ。(メニューを見せて)ここに書いてあるよ~。」
お魚料理に「甘鯛のうろこ焼き」があって、
「パリパリの皮が美味しいね~」と言って横の母を見ると、皮だけを綺麗にお皿の端に避けて身だけを食べてた母。
「あ。皮食べられるのよ。」と言っても、「皮なんか食べないわよ~私。」と…。
そして添えられてたホタテを指して「私はコレが食べたかったのよ~」と嬉しそうにホタテを食べてた。
(カニ好きだから、よく似たホタテも大好き…)
出された食事を残すって事が許せない母なので、食べきれない物があると「あなたにコレあげる!」「食べて!食べて!」と周りに押し付けまくる!
帯で苦しい私は余計に食べる事は出来ず、母の甥(私の従弟)が頑張って協力してくれました。
(この性分はとっても迷惑!)
それでも、なんだかんだと楽しそうに食べてくれたので、ホッとした。
サプライズ
披露宴の途中で新郎新婦がお色直しで中座する時、2人一緒に会場を出るのではなく、
それぞれが会場の中の誰かを指名してエスコートしてもらって出ていくってイベントがあった。
先に新婦が、親友を指名して一緒に仲良く会場から出て行った。
そして新郎の番!
息子が指名したのは、なんと…母!(息子のお婆ちゃん)
呼ばれた途端、母がビックリして「私、嫌よ~恥ずかしい。あなた行って来なさいよ~」と行くのを拒否。
しかし、司会の方がマイクで母(お婆ちゃん)の紹介と「幼い頃から大好きだったお婆ちゃんと一緒に歩きたい。」という息子の意向を話し、皆に背中を押されて、恥ずかしそうに母が息子の居る前の席へ行き、
大きな拍手の中、息子と手をつないで嬉しそうに歩いて会場のドアの方へ。
私は…うちの息子、やるじゃないか~!
(バッチリ化粧なので泣かないと決めてたのに、
この時ばかりは涙が出たわ。)
ウルウルしてる私に兄が、「これ、前もって息子君にお願いされてて、母も了解してた事だよ。」と言った。
「えぇ~? サプライズじゃないの?」
「結果的に、(忘れて)サプライズになったな。」
忘れたのか……。
この感動的な思い出を、いつまで覚えていられるだろう?
思い出に…
家族にとって、特別な良い思い出になりました。
いつもならとっくに布団の中で眠ってる時間を過ぎての帰宅になってしまいましたが、
母がずっとご機嫌(笑顔)だったのが何より。
長い一日でした。
こんばんは( ´∀`)
息子さん、おめでとうございます!そしてお母さまもお孫さんの晴れ姿を見られて良かったですね!
私は、母の38歳の時の子なので、90歳で亡くなった時娘は24で、会社で頑張り始めたばかりでした。でも母が家に少し居た時なんか、びっくりする程助けてくれて、娘、優しい子だったんだ~と。可愛がって貰ったからでしょうが、社会人になることを本当に喜んで貰えました。お葬式では号泣していた娘です。
まあ、母がどんなに長生きしても、いまだにお仕事大好きな娘の花嫁姿は見られなかった訳ですが(笑)
東京に転勤して早や5年。もう、もし結婚しても、ハワイかどこかで勝手に式挙げて来て~と思う、面倒くさがりの私です。
こんばんは~、ありがとうございます。
結婚式って一大イベントが終わってホッとしました。
私も「勝手に…」って思ってましたけどね~
息子達が関わる多くの人達に、こんなにまとめて会うって機会は他にはありませんから、
緊張して大変でしたけど、ちゃんとご挨拶出来て良かった~と今は思います。
娘さんがどんな選択をされるかはわかりませんが、その時が楽しみですね(頑張ってください)。