噂(うわさ)話に花が咲く~
って、ご近所に母の話題の花が咲いてるらしいです。
ご近所・お友達
母は、今は少し離れたマンションに住んでますけど、以前はずっとココに住んでましたから、
この近所にお友達や知り合いが沢山います。
噂(うわさ)
夕方、ちょっとお買い物って帰りしな、
私とは普段は道で出会えば挨拶はするっていうぐらいのお付き合いのご近所のオバさんに、呼び止められた。
そろそろ70代だろうけど、まだまだお若くて活動的な奥様っす。
オバさん「すえちゃん(私)、あなた大丈夫なの?」
(いつもと違って、とても馴れ馴れしい…)
私「は?」と聞き返すと…
「あなたのお母さん、認知症になったんですって~?」
「えっ?」 (どこからそんな話を?)
「あなた大変で、毎日お母さんの所に通ってるんでしょ~?」
「えっ?」 (なんでそうなってる?)
「あの~どなたからお聞きになったんですか?」と聞いてみた。
「○○さんよ。」ってご近所さんのお名前を聞いた。
(その○○さんはどこから…?)
「あら言っちゃダメだったかしら? ○○さんに言わないでね。私がお喋りだって思われちゃうとイケないから。」って、あっけらかんと言う。
(十分にお喋りです…)
発信元がどこだろうと、そんな噂がご近所中に広まってるんだ~?
今の母と接するとアレ?って思う人も当然いるでしょうから、仕方ないか~。
嘘はつけないので、正しい情報を伝える事にした。
「そうなんですけど~、まだ初期ですし、まだ物忘れ程度で、私も大したことはしてません。」
「でも、お母さん、一人暮らしじゃ大変だから、行ってあげてるんじゃないの?」
「今は兄が同居しているので、私はそんなに行ってないんですよ。」
「あらそうなの~。お兄さんが帰って来たんだ~。良かったわね~。」
「母はたまにお花のボランティアとかもしてますし、買い物にもウロウロしてると思うので、見かけたら声かけてあげてください、喜ぶと思います。」
「あら、お一人で出歩いたりして大丈夫なの?」
「はい、まだそれほどじゃないんで近所を出歩いてますよ~」
「あらそう~良かった。
でも、声かけても私って気づいてくれないかも知れないわね~。わたし、髪型コロコロ変えるし髪色も違ってるから~」
ホホホホ~(笑)
ホホホホ~(苦笑)
「分からないって時もあるかも知れませんが、名前が出てこないだけ…って時も多いので、寛大な気持ちで話しかけていただけると助かります。」
「そうよね~じゃ、そうするわ。」
(たぶん、そんな機会はないと思うけど~)
その後あれやこれや(婿殿ややんちゃな孫達の話)を30分ほど話して、やっと解放された。
うわさ話
人の口に戸は立てられぬ…
既に噂になってるから、どうしようも無い事だけど、
母のかつてのお友達達が、母の話題で盛り上がってんだろうな~
と思うと、やるせない。
知りたくなかった…
そのオバさんは、うわさ話を確認したくて私に声をかけてきたのよね~
きっと今頃、私の伝えた事にも尾ひれが付いて、ご近所オバ様方の話題になってる事だろう。
「本当だったわよ~」って。