兄が、「母の事を叔母様に相談したい。」と言い出し、叔母様(母の妹)に連絡を取った。
現在、2つのグループホームの順番待ちに申し込んでいる。
叔母様に…
叔母様は母の親族で、唯一私達も付き合いのある母の妹。
(他の親族とは疎遠…)
最近も母に会いには来てくれているので、母の状態も解ってくれている。
(叔母様の息子は介護関係のお仕事をしている。)
叔母様宅に兄と二人で行こうとも考えてたが、たまたまこっちに用事があると言うので叔母様が来てくれた。
喫茶店にて…
近くの喫茶店で、叔母様と兄と私で密談。
兄「そろそろ家での介護が辛くなってきたので、施設に入れたいと思います。いいでしょうか?」
叔母「良いんじゃない? あなたが決めればいい。私がどうこう言う事じゃない!」
と、母を施設に入れる事を承諾してくれました。
私と兄の家族間では、ほぼ決めてる事だったけど、
親族(私達より世代の上の親戚)には筋を通さなければならない、と何事も慎重派の兄は思ってたようだ。
そして、叔母様に最近の母の様子を話す。
認知症は進み、1日1日悪化していると兄は言う。
- 食事がますます遅く、食べづらそうになって来た。
(お箸やスプーンが上手く使えなくなってきた) - デイサービスに行かせる朝の準備が大変。
- まだ大はトイレに行けてるが小は失敗も多く、紙パンツにしてても自分では気づかないようで、兄が着替えやトイレ後にチェックして交換する。
- 歯磨き粉や洗顔料や化粧水の区別がつかなくなった。
(目を離すと歯磨き粉を顔に塗ってたりも…)
まだ絶対無理では無いのだけど…
壊れていく母を見てるのが辛い。(知ってる母じゃ無くなっていく…)
つい先週までは順番待ちを待つつもりだったけど、
今はもう待たずにすぐ入れる所に入れてしまい。とも思ってる自分がいる。
そして「まだ頑張れないことは無いのに施設に入れるのは悪なのか…と悩んでしんどい。
決断するのは俺だと分かってるが、背中を押して欲しいんだ。」と…兄の本音。
(もう答えは決まってる…)
私「ならもう入れてしまおうか。構わないよ、申し込んでも。相談に行ってみよう。」
叔母「そうよ、無理しない方が良いわよ。」と涙ぐんでた。
姉妹
喫茶店を出た後、叔母様と母に会いに母のマンションへ行った。
お茶を入れて、「話そうよ、座って。」と母を座らそうとしても、
ウロウロ挙動不審な行動でなかなか落ち着いて座ってくれない母。
(私達が誰かが分かってないからか…?)
私や兄の事は忘れていると伝えてたので、叔母様は隙を見て「私は誰?」と母に聞いていた。
母は「分かるわよ~」と笑ってるが、名前も妹とも言う事が出来なくて、顔は知ってるけど誰かは分からない人って事みたい?。
けど、叔母様は「知らないって言われるよりは全然嬉しいわ~」と喜んでた。
だんだんと打ち解けて、叔母様と楽しそうにしてる母を見てると、普通っぽくも見えるけど…
会話は無茶苦茶で、叔母様も幼児と対してるかのような話し方になってた。
叔母を送りにマンションを出ると、叔母が私に…
「あれはしんどいわ~。兄さんは本当良くやってると思うわ。あんたももっと助けてあげなさいよ!」と…
グサッと釘を刺されてしまった。
「施設は入れた方が良いよ。私ら(家族)は文句言わないから…兄さん次第だよ。」って。
兄の決断
私が家に帰った後、兄からラインが届いた。
今日はありがとう。
叔母様にも話を通すことが出来たし、もう施設に入れる事にしよう。
協力よろしく。
…私達の心は決まった~!