母が私に「あなたの糸が出て来たのよ~。持って帰って頂戴!」と、引き出しを指差して言った。
私の糸じゃないと思いつつ、引き出しを開けてみると…
ビニール袋に入った刺繍糸が沢山ありました。(↑表題写真参照)
その糸は…
昔、母が作ったクロスステッチ作品の余り糸と、
私が昔あげたコスモ社とオリンパス社の刺繍糸。
(なので、「私の糸」ってのは半分正解?)
↑前に聞いた時は「そんなのもうないわよ!」と断言してたのに、あったのね~。
母が作った作品
ラナーテ社の糸を母に見せ「この糸はお母さんのだよ」と伝えても、母はピンとこないようで…
「コレを作った時の糸の残りだよ~」と飾ってる母の作品を指差した。
母の一番のクロスステッチ大作。
(題名忘れた!)
映り込みが激しくて写真の角度がナナメになってしまった。
20年ぐらい前かしら…?
私が新しいキットを探してる時に、母がラナーテ社の優しい草花の図案が気に入って、
一緒に購入して、母が作りました。
頑張って完成させて、立派な額装に仕立てて、見る人皆さんから褒められて、
母の自慢の作品でした。
が…
「ソレあなたが作ったんでしょ? 私のじゃないわよ~」と言い切る母。
私「お母さんが作ったんだよ。」と言うと、
「私そんなの作れないわよ~。作ってないわよ!」って。
母のクロスステッチは他にも何作かあって壁に飾ってるけど、それらもすべて私が作ったと思ってるようで、
「あれもあなたのでしょ?」って…
キレイさっぱりすっかり見事に、記憶が消えてる。
認知症
人に軽くあげてしまうので、母の作品はあまり残ってないけど…
いろいろやってて好奇心旺盛で多才な母でした。
あまりにいろんな趣味をやってもんだから、数が多すぎて忘れたのかな?
(覚えてる趣味はどれだろう?)
母の変わり様について行けない私。
会うたびに兄と「ヤバいね~」を言い合うこの頃…
認知症は進むばかり…