慣れ親しんだ懐かしい地元感に感無量…?
夏休みでお子さんを連れて東京から帰ってきてたご近所の娘さんが、
東京に帰る前にってわざわざ挨拶に来てくれました。
久しぶり…
彼女は私よりも4~5歳年下だし、幼馴染ってほど一緒に遊んだ仲でもなく、単にご近所に居る子って認識しかなかった。
私はココ地元に10年程前に戻ってきて今は住んでいるが、彼女は就職してからずっと東京住まい。
ピンポーンとなって表に出てみると…
「○○です。 分かりますか? ○○ん所の娘です。 お久しぶりです。」と説明してくれるが、
見れば一目瞭然でわかる○○ちゃん。
(そろそろ50代で老けてはいるけどね~)
私「お久しぶりですね~、分かるわよ~! ○○ちゃん!」
○○ちゃん「いつもうちの両親がお世話になってるようで、有難うございます。
今日もう東京に帰るんですけど、帰る前に一度挨拶しておきたくて~」ってご丁寧に言ってくれる。
「そんなそんな…
こちらこそお母さん(オバサン)にはお世話になってて、そんなワザワザお礼言われる事なんて全然してないよ~」
「いえいえ、いろいろ聞いてるんですよ~。すえさん(私)に頼ってるって~。
水道(水漏れ)壊れた時とか、パソコンで困った時とか、停電した時とか…」
まぁそんな事もあるが、私の出来る事なんて些細な事ばかりで、
逆にオバサンからは、いつもお土産やお裾分けって良い物を頂いてばかりで、私としてはずいぶん得させてもらってる。
「たいした事してないし~、いつも色々貰っちゃってて申し訳ないくらいなのよ…」
「近くにすえさん(私)が居てくれるから、私も少し安心してられるんですよ。これからもヨロシクお願いします。」
「こちらこそ~」って言ってると…
なぜか彼女の目から涙があふれてきた。
うるうると…
「なんでなんで? なんで泣くの~? 」と私が驚いて言うと…
「なんでだろう。なんか懐かしくって~」って、ぽろぽろ涙が出てきて拭うのに必死。
(涙腺のゆるいお年頃?)
泣きながら…
「すえさん、オバサン(私の母)に似てきましたよ~。なんか思い出しちゃって~」
彼女にしたら、どちらかというと馴染みがあって懐かしいのは私より私の母(ご近所のオバちゃん)なんだよな~(まだ生きてるけど、引っ越したからココには居ない)
私の顔、歳をとるにつれてだんだん目元が母に似てきたと自分でも感じるから、
懐かしい近所のオバちゃんの面影を見て、懐かしさがこみ上げてきたようだ。
「○○ちゃんこそ、オバサンにそっくりよ!」と昔からそっくりだったけど、益々そっくりで可愛い♪
「でしょ~」と、笑って言う○○ちゃん。
もうしばらく話してたかったけど、帰る時間が迫ってるので…と、
「これからも宜しく、お元気で~」とサヨナラした。
顔見て泣かれたのは、初めてよ…。
お礼のお詫び…
しばらくして、オバサンからラインが来た。
「突然、娘がお訪ねしてビックリさせてごめんなさいね。
いつも助けてもらってるって話したら、お礼を言わないと気が済まなくなったみたいなのよ。
さっき皆で帰っていき、また寂しくなりました。
こどもが近くに住んでないからとはいえ、すえちゃんにいつも甘えてごめんね。」って書かれてた。
ぜーんぜん、そんなお礼を言われるような事してないのに~
お礼とお詫びのオンパレードに心苦しくなる。
「私の方こそ、ご近所に馴染みの人が居てくれるのは心強いので、これからも宜しくお願いします。」と返した。
地元感
地元なんだな~と改めて思う。
そんな田舎でもないし都会でもない普通な住宅地で、何があるって訳じゃないが、
居心地というか、馴染んでる感じが、地元感かな~?
東京でバリバリ仕事して子育中の彼女が、引っ越して帰ってくる事があるとは思えないけど、
帰ってきたいのかも~? とちょっと想像してしまった。