老人ホームに入れた(認知症)母が、ヤバくて、心配で、施設通い…。
精神科
先日、母が精神科の診察を受けたところ…
施設に入所したばかりの日のような最悪な状態ではなかったようで、
常備服用する精神薬の必要はなく、もしも状態が悪くなった時だけに飲ませたら良いという薬の処方をしてもらったらしいです。(施設が預かり持つ)
とりあえず精神科の診察はこれからも続けて診て貰う事にはなりますが、
施設長さんもホッとされてる様子だったので、
私も、追い出されずに済みそうだ…とホッとした。
落ち着くまで…
しかし、母の状態は良いとも言えず、ヤバいのには違いない。
施設にご迷惑かけるのではと心配なので、
もうすこし母が施設に慣れるまでは、頻繁に家族が通って顔を出した方が母が安心するだろう…
と、2日に1度ぐらいで、兄妹交代で老人ホームに通う事にしよう、となった。
親の心配、子供の心配
昨日、私が母の所へ午後の3時半ごろに訪ねてみると…
食堂でおやつを食べ終わった時間で、うつらうつら眠そうに座ってた母。
介護さん「昨夜は夜中の3時から起きて、ウロウロと活動されてましたから、今は眠いみたいです。」と聞いた。
(夜中にうろつく母にずっと付き添ってくれてたのかと思うと、本当に申し訳なく思う。)
私「すみません。」と頭を下げると、
「いえいえ。昨夜は…「お母さんはどこ?」とお母さんを探されてました。」
「お婆ちゃんを~。そうですか~。」
母を連れて母の部屋に戻り、話をしてると…(母の会話はハッキリはしてないので、おおよそな通訳)
母「ハニャフニャ…私のお母さんは何処にいるの?」
私「お婆ちゃん?」
「私のお母さん」
「お母さんのお母さんは、田舎(の墓)に居るよ。○○叔父さんの所に居てるからね~。」
「○○って誰なの?」
「お母さんの弟だよ。」
……
「会いに行きたいわ~」
「遠いからね~、今はちょっと難しいね~」
「元気なの?」
「お婆ちゃんは元気だよ~(大嘘)」
「そう。」
「あなたは、お母さんに会うの?」
…(目の前に居ます!)
「うん。来てるよ。」
「そう。会いに行っときなさいよ~」
…私を誰だと思ってる? (はははは…泣)
帰り際
母の部屋で、テレビ観たり、お菓子食べたり…
(まともな会話も出来ない)母と話す事なんて、そうは無くて時間を持て余してしまう。
30分と持たずに、母がソワソワしだし…もう帰って欲しい感を出してくる。
(自分も帰りたいとか、寂しいとかは言わない…)
しかし母一人を部屋に残して帰るわけにはいかないので、母と一緒に介護士さんの居る食堂まで出る。
歩くのがおぼつかない母は、私の手を痛いぐらいに握ってる。
食堂で少し皆さんとお話をして、介護士さんに母を手渡し、
帰りのエレベーターに向かい、母に「じゃぁね、また来るよ~」と振り返って言うと、
既に母は私を忘れ違う方向に歩いていて、介護士さんが申し訳なさそうに「ごめんなさい、行っちゃいました…」って…。
介護士さんに挨拶をして、エレベーターの扉を閉めた。
母の手が離れた私の手は、母の指の跡が真っ赤に残って痛かった。
私が行く面会は、喜ばれてるのか? 迷惑なのか?
母の脳ミソの中での私の立ち位置が分からなくて悩む。
(あぁ、認知症が憎い…)