認知症が進んでいる母を施設(介護付き有料老人ホーム)へ、一旦入居させるべく準備中。
手順はこんな感じ↓
- 施設に入居をお願いする。(空室有)
- 健康診断書などの書類を集める。(約1週間)
- 施設の人が母を面談に来る。(1日)
- 施設で入居が可能かの会議がある。(決定までに3日程)
- 部屋の準備(家具や生活用品)をして引っ越し。
1日1日、母の認知症が進んでるように感じるこの頃。
もう今の母の状態をみると、施設に入るのは遅かったように感じる程よ。
健康診断
必要書類の中の健康診断書があるので、母のかかってる(総合病院)で予約して健康診断に行きました。
↑先日の母の様子が心配だったので、私も一緒に付き添う事にした。
けど、この時の酷いフラフラ状態よりかは、少しマシに動ける母に戻ってた。
(出発の準備から、家に送り届けるまで…)
しかし…まぁ大変だった!
準備
「行きたくない」とほざく母だけど、そういう訳にはいかず…おでかけ準備。
健康診断に検尿があるので、出かける前にトイレに行かすのは不安だな~と思いつつも、
もう紙パンツ(オムツ)してる母なので何処でだろうと…って思うと、「出かけ前にトイレに行くのは止めといて」とは言えず、母はトイレに行った。
出て来ると、お腹をゴソゴソ触り、紙パンツが気になるようで…
「汚れてた? 履き替える?」と聞いて、新しい紙パンツを出して母を座らせた。
着替える気はあるけど、私に触られるのは屈辱の様でズボンやパンツを押さえて必死の抵抗をする母。
(可哀想だけど、無理矢理…)
履いてた紙パンツは重みがあって、しっかり使用済みだった。
服も「着替えたくない」と言うけど、まるで寝間着な服装で行く訳にもいかないので、着替えさせた。
コートを着せて、マフラーを巻いて、手袋をはめて、帽子を被せて、マスクを着けさせて、靴を履かせて…出発。
大変だわ~(男の兄がいつもコレをしてるのかと思うと…凄い!の一言よ。)
出発までで、相当疲弊する。
病院にて
病院へ着き、フラフラ歩きの母に病院の車椅子に座るように勧めたが、頑として座らない。
「歩けるから、大丈夫よ。そんなの嫌!」
頼むから私達の為に座ってくれよ~と思いつつ…トホホ💦
内科の問診、心電図、検尿、感染症検査、採血、レントゲン
どの検査の職員さんも親切丁寧に接してくれるが、
服を脱がしたり・着せたり、女子トイレだったり…
男の兄では無理だわ…、女の私が付いて行ってて正解だったわ。
(私が居なかったら看護士さんがやってくれたのかしら?)
検査
看護士さん紙コップを渡されても、何の事だか全く理解してない母の尿を取る!
(難関だわ~出来るかとっても不安!)
一緒にトイレの個室に入る事を母は嫌がったが、無理矢理入り…
狭いトイレの中で「おしっこをこのコップに取るからね。」と説明をしてパンツを脱がせて座らせながら「まだだよ~」と言い股間にカップを差し出そうとした瞬間、間に合わずチョロチョロと短い音がして終わった。
「あ~~ 出ちゃった?!」
ダメだ~失敗した! どうしよう~!なんてこった~!
(頭ん中で途方に暮れた…)
しかし…そんな私に「ねぇねぇ、出して良いの?」と母が聞いた。
「えっ。まだ出る? 出るの? ちょっと待ってよ、この紙コップに入れるから!」とコップを股間の下に差し出すとジャーっと音がして、まぁまぁしっかりな量の尿が出た。
しかし自分のおしっこを受けられてるって状況に母が驚いて『あなた何て事するのよ?』ってな感じで私の手を払い除けようとするので、私の手の位置が定まらずいっぱいかかってしまったが、
とりあえず必要量は確保出来たのでミッションクリアに心底ほっとした。
私が手を洗い、コップの周りを紙で拭き取り、また手を洗い、母の服を着せ、母に手を洗わせる。
出口の所にあった、検査コップ置きにコップを置いた時の達成感…!
ホント成功して、良かった~。
年老いた母の腕は細く、針を刺せる血管を探すのに看護士さんが苦労されてました。
この細い母から採る血の量が試験管4本。(多い!)
やっと刺した血管からの血は出てくるスピードがとても遅く、4本取るのに結構な時間を要しました。
(こんなに取ったら余計干からびてしまうな~と思った程よ。)
最近の採血は、スーッと吸い取られて「えっ?もう?」ってぐらい早く終わる認識だっただけに、
母の遅さには驚いた。
(血の量が少ないのか、ドロドロ血なのか…?)
採血が終わると、母も疲れたようで「もう嫌、もういいわよ。帰る。」と帰りたいを連発するようになった。
最後のレントゲン↓
イヤイヤ発動中の母の服を無理矢理脱がし、肌着1枚の姿でレントゲン室に入れると、
技師さんに「腕を広げて、この板に胸をくっつけて、サイドの取っ手を握って下さいね~」と姿勢の説明を受けたが、「イヤ…」と腕を広げる事も、胸を板に近づける事も断固拒否。
私が「こうやるんだよ、ここ持って、痛くないよ、すぐ終わるから…」と、姿勢を取るように無理矢理に母を動かすけど、胸をくっつけるようにと言われた板には絶対くっ付きたくないらしく、5cmぐらいは離れてる。
技師さんも「ちょっとだけ、もうちょっと前、もうちょっと近づいてくれるかな~?」と背中をそっと押すが無理で…
「仕方ない。コレで撮ってみましょう。」と、私は一旦レントゲン室を出て、レントゲンを撮ってもらった。
直ぐにドアが開けられて母の側へ行くと、今すぐにでも部屋を出たい様子の母でしたが、
「少し待ってください。写真が撮れてるか確認するまで居て下さい。」と隣の部屋に居る別の人とも写真の確認をされて…
「…うん。大丈夫でしょう。もう良いですよ。」とOKを出してくれました。
更衣スペースに戻り、服を着せようとするが、ふて腐れてて全く協力してくれない母。
「終わったよ~服着たら帰れるよ~お腹空いたでしょ~ご飯何食べよう?」などと、母をなだめながら必死に服を着せた。
なんて扱い辛くて厄介な年寄り…!
各検査場所への移動も遠くて歩くのが大変だったし、1つ1つの検査に物凄く時間がかかった。
(でも無理矢理でごめん…ちょっと可哀想だったな…とも思う)
不機嫌なままの母と病院のロビーで兄が会計したりするのを待ち、すべてが終了した。
会計 約18,000円
健康診断は保険適用外なので、結構な金額だわね~!
疲れた~
はぁぁぁ、終わった。
結果は1週間後ぐらいに郵送してくれるそうだ。
健康診断がこんなに大変だなんて…思ってもいなかった。