すえつむはな日記
つれづれな日常の一コマ
介護

【忘れてしまった】を認めるのは難しい…

たぶん、脳血管性認知症の母。
(そう分かってから1年が過ぎ…)
進行しない事を願ってるが、着々と進行中です。

覚えてない=知らない

この間、母と食事してる時、
母「あの人、すえ(私)の事も知ってたのよ~!」と唐突に理解に苦しむ話が始まった。
私「はい? あの人って誰の事?

72歳の人。
…どこの72歳の人?
ほら、アソコの下で会った人よ。
私は会ってないけど…、知り合いと会ったの?
知らない人よ~!

……問答をあれこれしているうちになんとなく話が見えてきた。
どうやら、以前の知り合いとばったり出会ったらしいのだが…。

全然知らない人なのに、前に一緒に働いてて、どこどこにご飯食べに行ったとか言ってるの。
で、しばらく私の事見なかったから、「あなた死んだと思ってたわ!」って言うのよ。
へっ? その人がお母さんの事を死んだと思ってたって言うの?
そうなのよ~
(えらい失礼な?…と思うけど、
一緒に働いてたって言うし、そんな軽口を言い合える仲のお友達だったんだろう
。)

……
その人が私の事を知ってるって言ってたんだ~? そりゃお友達なら知ってるだろうね。
そう、あなたその人知ってる?
(そう言われても、72歳ってだけしかヒントが無いので、誰だか見当もつかない。)

お母さんの友達だったんだね~
知らないわよ、あんな人!」と実に嫌そうに否定する。

いやいや…忘れてるだけなんじゃない?
違うわよ! 絶対、知らない人よ!!」と絶対的な自信をもって否定する母。
(よっぽどその人の軽口(馴れ馴れしさ)がムカついたんだろう…)

へぇ~」。。。

いったい、その人とはどういう会話になったんだろう?
一方通行?
申し訳なく、残念に思う。

あぁ、お友達が減っていく…(もう無理)

認知症

認知症とは診断されて、母も分かってるハズなんだけど、まだ初期だからって気持ちが強いのかも知れない。
(まだ初期かしら?)

覚えてない(知らない)= 忘れてる って自覚するのは難しいと思う。

こうやって声をかけてくれる人に対しては、もしかしたら忘れてるだけで知ってる人かも…って考えて対応してもらえたらと思うけど、
今の母にとっては初対面の人を、会話から推察しろってのは無理ゲーだよな~。


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