隣のお婆ちゃんとちょっとお喋り…が長話に発展。
庭に座って、どっぷり暗くなるまでお喋りしちゃったわ。
…ホント、喋りやすいお婆ちゃんなんです。
17回忌
もうすぐ亡くなったオジサンの17回忌なもんで、お坊さんと親戚の方が来られるから、うちの駐車場の前に車を停めさせて～と言われたんです。
お婆ちゃんの旦那さんだけど亡くなった時はまだ若いから、お爺ちゃんと言うには失礼な気がする。
車の返事は、もちろんOK！
法要：お坊さんに供養してもらう儀式。
法事：法要＋会食
１周忌・３回忌・７回忌・13回忌・17回忌・23回忌・33回忌・50回忌…
私「いったい何回忌までするの？」と聞くと…
お婆ちゃん「私も分からへんねん…、お坊さんから「そろそろ何回忌ですよ。いついつ行きますね。」って連絡が来るからしてるだけで～。
もう面倒だからやらなくて良いならやりたくないわ～」って…。
「…そういえば、うちの父の３回忌ってやってないかも？」
「あら、お坊さんから連絡なかったの？」
「さぁ？ なかったのかな～？ 母が断ったのかな～？」
「良いじゃないの。ない方が楽で～！」
…信心も何も無い会話だ～！
この年代の人は皆信心深いと思ってたが、このお婆ちゃんは違う。
オジサンが亡くなった時…
「親戚が○○宗だっていうから、そうしなきゃダメだと思って○○宗のお坊さんを葬儀屋さんに手配してもらったんだけど…
それから毎月毎月、月命日に当然のようにやって来てお経あげてくれるから、お布施渡すのも大変で…途中で「もう毎月は来ないで下さい」ってお願いしたわよ～！」
毎月お坊さん来てたのを私も覚えてるから、結構長い事やってたな…と感心するわ。
「でも毎年お盆ですよ～、何回忌ですよ～って連絡来て、いついつに行きますからってもう日程決められてるから断れないじゃない？」
「ちなみに参考までに聞いていい？ いくら包んでるの？」と聞いてみると…
「私も分からないからお坊さんに聞いて言われたまんま渡してるのよ～。
お布施で３万円それと車代と食事代で１万円よ。」
まぁ、あっけらかんと教えてくれる。
「お布施の金額は良いとして、車代と食事代って要求するんだ？」
「「それが普通ですよ」ってお坊さんが言うんだもの～仕方ないじゃない！？」
「1回に４万円か～、凄いね。」
「凄くはないんだろうけど、ちょろっと来てお経読んで30分も居ないのにね。…いい商売だわ～！」
うんうん…（いつも高級車でやってくる！）
そしてその後は、娘一家と親戚一家とで外に会食に出かけると話してた。
もちろん、お婆ちゃん持ちで…。
「年金暮らしなのに大変よ～！」って話してたけど、全然大変そうに見えないお婆ちゃんです。
「いいオジサンだったもんね～」と言うと、
「そうなのよ～年取って嫌いになる前に死んじゃったから良かったのよ～って友達みんなに言われるわ～！」って笑ってた。
16年経ったんだな～としみじみ思った。
お坊さん
しかし強気な営業だな～
これが普通？
うちの父に来てくれたお坊さんがそういうお坊さんでは無かったことに感謝だわ。
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