前回の続きです…
腰の痛みが我慢できなくなり病院行きを決意して、病院へ。
病院へ
腰痛が酷くなった日は、起きてから着替えてなかったので、昼になってもパジャマのままでした。
痛すぎて着替える事なんて出来ず、パジャマの上に春コートを羽織り、靴下を夫に履かせてもらい、靴を履かせてもらい…
もちろんスッピン! 恥ずかしいなんて気は痛みで消えてる!
車に乗るのも一苦労…夫に支えて貰いながら、必死のパッチよ!
揺れる車の中でも、腰に揺れのダメージがこないように、腕を突っ張って体を支え必死に耐えた。
病院の駐車場から入り口までもが遠かった…
総合病院
病院の中に入ると、夫にしがみついた私の必死の歩きに、看護士さんが車椅子を出してくれようとしたけど…
座るのも地獄の痛みを伴う試練なので、まだ立ってる状態を維持してる方が楽なので…と丁重に断った。
お昼を過ぎてたので人も少なく(時間外だし)、
すんなりと受付をすまし、すんなり診察室へ呼ばれた。
診察室に入ると、結構年配なおじいちゃん先生で、
先生「腰痛いんか?」「いつから?」などと聞かれ、答える。
「とりあえず痛そうやから、座薬入れとこか?」って痛み止め座薬を出してくれた。
看護士さんにしてもらうのは恥ずかしく申し訳ないので、その場で自分で入れた。
そして、血圧測定。
なんと、148-122… 私にしては見たことのない高数値にビックリして、
「こんな高いのなった事ないのに!」って言うと、
痛みがある時は高くなるのだそうです。
「じゃ、とりあえずレントゲン行って来てもらおうか。」とやっぱ予想通りレントゲンとなった。
レントゲン
レントゲン室でベッドを見ると…横になるのか~!と痛みを想像して躊躇したが、レントゲン技師さんがとても優しい方で、助かった。
体を支えてくれるし、靴も脱がせてくれたし(終わると履かせてくれた)、
言葉も丁寧に、痛みをすごく心配してくれた。
パジャマの下はナイトブラだったので金具類が全然なく、脱がずにそのまま受けれたのも助かった。
レントゲンを撮り終えて、さっきのおじいちゃん先生の元へ移動。
レントゲン画像を見ながら…
先生「うーん、腰の軟骨が明らかに減ってる所があるし、ヘルニアだろな~、けど、レントゲンだけでは診断出来ないから、MRIを撮らんなあかんな~」とのらりくらり言う。
私「MRIは今日は無理なんでしょうか?」って聞くと、
「時間が掛かるからな~混んでるし~、前もって予約が要るねやんか~」と
予約を取ろうと看護士さんがパソコンをいらって操作すると…
看護士さん「先生、1時半~2時までが空いてますよ。」と言う。
時計を見ると、1時25分。
「今日のか?」、「今日のです。」
「1時半って今何時や?」、「1時25分です。」
「電話して確認してや!」と言い、看護士さんが電話で確認してくれた。
「今から大丈夫です。」
「ほな、行って来て!」
って、偶然空いてたMRIを撮って貰える事になった。
診察室からMRI室までは少し距離があったので、車椅子に乗せてもらいました。
MRI
検査技師さんに言われるがまま横になって、お腹に何やら座布団らしき物を乗っけて機械の中へ…
「20分かかりますけど、何かあったら聞こえますから声出してくださいね~」
20分? えらく長いな…
MRIは何度か撮った事はあるが、20分は長い…
機械が古いのかしら?
撮る範囲が広いのかしら?
などと考えながら、ゴォンゴォン…トンカントンカン…トトトト…ゴゥゴゥゴゥ…様々に変化する音を聞きいて20分が過ぎた。
そして撮り終え、さっきのおじいちゃん先生の元へ移動。
MRI画像を見ながら…
先生「うーん、そんなに酷くは無いけど、軽い椎間板ヘルニアになってるね~。手術する程じゃないから、痛み止め飲んでこのまま痛みが引いて固まってくるのを待つしかないな。」
椎間板ヘルニア
骨の間にあるゼリー状の組織が一部飛び出して神経を圧迫してる状態。
家を出る前は、あまりの痛さからもう家に戻れないかも…?と覚悟の出発だっただけに、何故かホッとした。
私「手術になるとか今すぐ入院とかじゃないのね~、しばらくしたら痛みが無くなるんですよね。良かった~♪」
先生「あんた分かっとらんな~、椎間板ヘルニアやゆうてるやないか!」
「でも、痛み止め飲むだけで良いんですよね~?」
「そらそうやけど、痛みが引かんかったら入院や!」
「次の診察は…3日後ぐらいにしとこか。ほな3日後にまた診せてくれ。」
「先生、痛みが引いたら来なくても良いの?」と言うと、
「あんたアカンな~! 椎間板ヘルニアやゆうてるやないか! そんな直ぐ痛みが無くなる訳ないやろう! 2週間はかかる! 絶対安静や! トイレしか行ったらアカンからな!」
そして「腰にコルセットをつけなあかんから付けなさい。」と、コルセットを看護士さんが付けてくれた。
最後に…「痛み止めの点滴したら帰って良いわ!」と言われて、点滴室へ移動した。
点滴室で…専門先生登場
点滴の準備を待ってると、おじいちゃん先生と40~50代ぐらいの先生がやってきた。
先生「ちょっと診るから横になって~」
仰向けになって、足を持ち上げたり、まわしたり…
その後うつ伏せになって、骨の周りを確認したり骨を押したり、
で一番痛い所を確認して…
「どこどこの椎間板ヘルニアですね!」とおじいちゃん先生に向かって言う。
横で見てる夫におじいちゃん先生が「腰の専門家ですわ~!」と言ってるのが聞こえた。
うんうん、明らかに【出来る】って先生だと私でも分かるわ。
先生が私の巻いてるコルセットを見て、
「もっと幅がいる! コルセットは2枚使いした方が良いです。」
と看護士さんにもう一枚同じコルセットを持ってこさせ、2枚のコルセットを使って幅広にする巻き方を教えてくれた。
(1枚は反対向きに巻く)
けど、保険適用になるのは1枚だけで、2枚目は保険が効かないそうだ。
でも、うちに同じようなコルセットがあると伝えると、じゃ、それを使って2枚巻きするように!と言われた。
そして、ベッドに横になる時、寝返りする時、立つ時などに、痛みがなく動ける動作の仕方も教えてくれた。
- 腕を上にあげて寝返る。
- ベッドから足を降ろすと同時に肘に力を入れて上体を起こす。
- 動く時は下を向かない。
- 背筋まっすぐのまま動く。
などなど…テキパキをいろいろ教えて下さり、颯爽と去って行かれた。
先生たちが去った後、痛み止めの入った点滴を30分して、薬を貰って帰れました。
料金
時間外診療だし、レントゲンにMRIも撮ってもらったし、コルセットも貰ったし…2~3万円は行くかもと高額を覚悟したが…
5日分の痛み止めを貰って、9,230円と意外に安く済みました。
行って良かったと思う
原因が分かっただけでも、気持ちが軽くなった。
しばらくは安静にして過ごします。
…ベッドでドラマ漬けだわ。