兄から「母が【刺し子】が良く分からんらしいから、見に来てやってくれ」とヘルプのラインが来てた。
母は「すえ(私)はまだ来ないの?」と、しょっちゅう兄に聞くようで、兄も大変だと想像する。
寒いので家に籠っていたいのが本音だけど、兄に申し訳なく思えるので、買い物がてら行ってきた。
無印に刺し子
母が刺してたのは【アスパラガス】柄。
(私が無印のふきんに下絵を描いた)
2枚合わせの晒(さらし)に刺すのとは違って、布が柔らかく粗いので針がすっと通り、
力のない母でも楽に刺せる。
行ってみると、ほぼほぼ完成…のようでした。
刺し子
(写真見えにくい~?)
そして…雑!?
ものすごく雑な仕上がり。。
(左が表、右が裏)
両方が裏面みたいに、糸がピンピン出まくってる。
母「やってると裏表が分からなくなるの~」
私「ペンで絵が描いてある方が表だよッ?」
「そんなの見ても分からないわよ~」
…(なぜ? 分からない?)
「そっか~じゃぁ次は【表】には【表】だと分かるように【おもて】って書いとこうか~?」
(半分冗談のつもりだが、半分本気…)
糸の始めと終わりが難しい!
あと…前回渡した時に、
糸の始まりと終わりを隠すように重ね縫いするのは母には難しい高等テクニックかと思い、
目立つけど簡単な【玉止め】する事を勧めといた。
その時は「分かった、そうするわ!」って言ってたんだけど、
今回行くと「糸をどう終わればいいのか、分からないの~」と言う。
兄がネット動画を見て、母に教えたらしいが、母の頭には入らず…
無茶苦茶な糸止めをいろいろやったしく、しまいにはピンピン飛び出ただけのそのままの状態の糸もあった。
裁縫歴何十年の母が、《裁縫基本のキ》が出来なくなってる。
その当人の母はかつて出来てたって事をすっかり忘れて、分からないのが当たり前で【玉止め】さえも物凄く高等テクニックのように私に問う。
しかし説明してもしても、母は「分からな~い。難しいわよ~」と出来そうもない。
ん~、もう、どう教えたら伝わるのかが分からない。
もう糸の始まりと終わりは、「10㎝ぐらい糸を出しててくれれば私が始末するから置いといて~」と言いたい所だが、母に諦めさせるのはどうなんだろう? と思うので…
「まぁ無茶苦茶でも適当に糸が絡んで止まってれば、簡単には抜けないから大丈夫だよ~こんなの適当よ適当!」
と適当を言いまくり、手芸を気楽に楽しんでくれれば良いので、母をなぐさめ褒めちぎった。
…難しい。
色
緑色の糸にところどころ濃い緑の箇所があり、色糸がなくなったのかと思ったけどそうではなかったので…
母に「ところどころ濃い緑で刺してるんだね~」と聞いたら
「同じ色よ~」と平然と答えた。
「ココとココ、色が違うよ?」と聞くと
「違わないわよ~」と答える。
↑もしかしたら?
濃淡が判別しにくいのかな~?
兄に「母の眼、ちょっと色の判別がしにくいのかも?」って言うと、
兄「そんな事はないやろ~。まだ普通だと思うよ?」
と、一緒に生活している兄が何も違和感を感じることはないようなので、
私の聞き方と母のとらえ方が違ったのかな?
(聞き間違いだと思いたい。)