すえつむはな日記
つれづれな日常の一コマ
おでかけ

母と【ニフレル】…疲れるお出かけ。

少し前、母(認知症)が「動物園か水族館かに行きたい。」と言っていたので…

動物園も水族館も、結構な距離を歩く場所なので、母にはどうだろうな~?
と悩み大阪万博公園エキスポシティの【ニフレル】を兄に提案してみた。

兄も行ったことが無いようで…行ってみようという事になった。
(私は3回目…)

ニフレル

私や兄が幼少の頃、父や母にこういうレジャーに連れて行ってもらった覚えは全くないってのに…
逆に親を連れて行くようになるとは、妙な感じだわ。
(母と兄と私と夫…大人4人)

エキスポシティの駐車場で、車椅子を借りられるので、念のため借りる事にしました。
(返却した時に帰って来る100円のみで無料)

けど、乗らない母。(まだ大丈夫ってな嫌悪感…)

いざ、ニフレルへ。(↑表題写真)

入って最初の水槽の海老からなかなか進まない母…
(長くなるな~と覚悟した)

母の超のろい歩みに付き添ってると、私の腰が痛くなってきて…
母より先に私が車椅子に座ってしまった。
夫に押してもらいながらラクチン~と水槽を見てると…
母が「乗る」と言い出し、母と交代しました。
(乗ってるのを見ると、乗りたくなるモンなのかもね~)

がしかし、母の行きたい方向にちゃんと私が押せなかった事などにイラついたらしく、
あんまり長くは続かず降りてしまった。
(難しいね~)

いろんな魚や動物を見ながら、「アレ何? コレ何?」と質問する母は楽しそうでもあり、不機嫌でもあり…
(母の感情は分かり難い!)
およそ2時間滞在をしました。

食事

太陽の塔が見たい」と言っていたので座って見れる場所って事で、ららぽーとのフードコートに移動して食事にしました。(窓から太陽の塔が見える)

しかし、フードコート内に沢山あるお店の中から、食べたい物を選ぶのは大変。

母を連れてぐるっとお店をめぐり説明し母の食べたい物を探す。
母は「いつも食べてるのでいいわよ~」と言うが、それって何? 何の事?と???だらけの私。
これは? あれは? お肉? 丼? うどん? オムライス? …」質問攻めすると母の機嫌が悪くなっていくが、
母は好きなモノは言わずに「それ嫌、食べたくない、嫌い…」って嫌としか言わないので消去法にするしかないのだ。(困)

いろいろ探って、ラーメン屋さんに決定。
(何ラーメンってのを決めるのにも苦労した。)
…おかげで私は自分のを買う気力が失せてしまい、どうせ残すであろう母のラーメンにチャーハンと餃子をセットで頼んで、私の分とすることにした。

(夫と兄はそれぞれ別に好きなのを注文した)

…で、やっぱり、母は食べ切れず、「私いらないから、あなたにあげる!」とラーメンの大半が私に回って来た。
(外食したら私はいつも母の残り物でお腹いっぱいになる)

トイレ

さて帰る前にトイレに行っておこうと、ららぽーとのトイレに行った。

母を個室に入れて、私も隣で用を足し、
私が出て、母のドアの前で母が出てくるのを待ってた。

えらく長いな~と心配になり、コンコン「大丈夫~?」と声をかけた。
大丈夫よ~、もうちょっと待って。」と母が言う。

…しばらく待つと、母が「いいわよ~。開けてくださ~い。」と声を上げた。

えっ? 開けてください?(外からは開けられない)

え~。お母さんがカギ開けて頂戴。」と中の母に言うと…
あなたが開けていいわよ~」と私が開けれるもんだと思い込んでるような母。

あちゃー

ドアの所に横にスライドする棒(カンヌキ)があるでしょ? それ持って横に動かしてくれる?
中で母がなにやら動く気配はするが、カギは開かない。
カンヌキの銀色の細長い棒が分かる?
…必死に説明するが、母が分かるようにはどう言えば良いのか、難しい。

(警備員さんを呼ぶべきか? どうしよう? 誰か助けてよ~!)なんて思いながら…

カバンからレシートの紙を出して、扉の隙間からカンヌキの上の所に差し込み、
お母さん、ココ! ココの横棒を横に動かして!」とレシートの紙を鍵(カンヌキ)にチョンチョンぶつけながら言うと、母が反対側からレシートをつかんで、レシートの引っ張り合いっこになった。
そうじゃなくて~、ココの銀色の棒を横に動かして~!

すったもんだの末、やっと母が自分でカギを開けて出て来てくれた。

あ~良かった。大丈夫?」って聞く私に。
大丈夫よ。」と平然と何もなかったかのような様子の母。

心配そうに遠巻きに見てた他のお客さん達に「すみませんでした~」と頭を下げ、母に手を洗わせトイレを出た。

はぁぁぁぁ… 疲れた。
もう一人で個室トイレに入れるのは危険なのかも?
後で兄に報告すると…

うん。家でも、それで困ってる。
だが家の中の扉(風呂とトイレ)は外からでも開ける手段があるし、風呂はカギを触れないようにテープを貼った。

日常なのね …(アカンやろー!)

太陽の塔

せっかくだから近くで見たい。」ってんで、一旦車で移動して万博公園の中へ。(日本庭園前駐車場)

すっごい良い天気で、紅葉も綺麗そうだが…
駐車場から太陽の塔の近くに歩くだけで、母の体力は精一杯。

すぐさま「帰ろう~帰ろう~」の帰りたい攻撃。

疲れたわ~!
(←この後ろ姿が好き♪)

他にもいろいろとあって…
強烈に疲れた一日だったわ。

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母は水族館も万博公園も楽しかったようで、帰ってからニコニコと話をしていた…
と兄が教えてくれました。

良かったよ。(苦労が報われる)

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