前回夫が面会に行った時に、義母が私に会いたいと言ってたらしいので、
超久しぶりに、夫と一緒に私も面会に行って来ました。
うちの母の事でこのところ忙しかったので、義母の所には間があいてしまったな~とちょっと申し訳なくも思ってた。
(ちょっとだけ…)
差し入れ品

インスタントコーヒー
お菓子にふりかけなど…。
(私が前もって買ってた差し入れ品)
コーヒーが高くなったわ~!
前はスティックコーヒーを買ってたけど、今は節約して瓶を買うようになった。
ずっと高いのかな~?
泣けてくるね~
これに途中のスーパーで、
バナナ・みかん、ベビーチーズ(3種類)、ゼリー(4個)、葛湯…などを買い、
今回は食べ物ばっかりの差し入れです。
部屋へ
老人ホームの中に入り受付で名前を言うと、
「どうぞ~。お部屋に行ってください。」と、直接部屋へ行くように促され、義母の住む部屋へ。
ノックして開けると…
ベッドで横になってた義母が夫を見て、嬉しそうに飛び起きた。
(元気そうだ…)
後ろにいる私に気付くと「すえちゃんも、来てくれたの~ 嬉しいわ~」と言ってくれてご挨拶した。
私「ご無沙汰してます。」
義母「ホントご無沙汰ね~。前も近くまで一緒に来てくれてたってのに、どうして来てくれなかったの?」
(夫が面会する時、いつも私は近くのマクドナルドで時間を潰してた。)
夫「コロナ以降、面会に制限があったから、遠慮してたんだよ。」
「そうなの~」
…
部屋を見渡すと、まぁ物だらけ!
車椅子が通るスペースは確保しているが、モノがあふれていて、壁にも所狭しといろんな物が貼られてる。
かれこれ10年ぐらい住んでると、こんなに生活感のある雑多なお部屋になるんだな~。
これまでに私が夫に持たせた差し入れ品の数々もこの中のどこかに埋もれてるんだろうな~?
(刺し子道具一式、作らないなら返して~言おうと思ってたけど、部屋を見て諦めた。)
もう無駄になりそうな物(本や趣味の物)の差し入れは一旦止めよう!
義母の様子
少し前に認知症を疑われ、うちにまで連絡があったぐらいだったのに…
そんな風には全く思わなかった。
夫に話す内容は、テレビのニュースの話でトランプさんだったり、石破さんだったり、数々の政治家さんの名前が出て来て、最近の政策について義母の持論を話す話す!
テレビを観まくってて、私らより情報通かも?
(認知症であるはずがない!)
義母「私のお父さんは政治家になりたかったのよ! けど、お金なかったからなれなかったのよ!」
夫 「へぇ~」
私 (お父さんって誰? 義母の父親? 義母の夫? 義母の彼氏の誰か? ヘタに突っ込むと面倒なので聞き流した。)
夫が差し入れのお菓子を義母に渡し、冷蔵庫に入れる食品を冷蔵庫へ入れた。
「このところ物価が高くなってて大変でしょ~ありがとうね~。」とお礼を言ってくれた。
「何か欲しいモノがあったら言って下さい。次持って来るようにしますから。」と殊勝に言うと、
「お小遣い2,000円でトイレットペーパーとか歯磨き粉とか買うんだけど、ちょっとしか残らないからお菓子がなかなか買えないのよ~。お菓子持って来てくれるのが一番嬉しい。」
「じゃ、トイレットペーパーとかも持ってきましょうか?」
「いいの、いいの。お菓子が良いの。」
…なんだかな~そう笑って答える義母に違和感。
私の覚えてる義母が嘘だったかのように、丸く感じる。
トイレットペーパーとか歯磨き粉とか日用消耗品の差し入れをしたとしても、お菓子の差し入れはするのに…
そしたら、幾分かお小遣いで自分の好きな物を選んで買えるだろうに~
と計算高い私は思うのだけど、
義母はなんせ、お菓子の差し入れの方が嬉しいみたい。
(今後もいろんなお菓子を買わなくちゃな~🍫🍰🍪)
丸いお婆ちゃんになった義母を見て、私もちょっと丸く…なろうと努力してみようと思う。
義母の家系
老人ホームを出て、帰りの車の中で…
私「政治家になりたかった「お父さん」ってのは誰?」と夫に聞くと、
夫「おやじ(夫の父)じゃないよ、おふくろの「お父さん」だろうな。」
「お義母さんのお父さんってお寺のお坊さんじゃなかった?」
「その話、俺はお前から聞いただけだぞ? 俺はおふくろからおふくろの家の話を詳しく聞いた事が無い。」
「ええっ? ○○山(お寺がいっぱいで有名なお山)のお寺のお嬢さんで裕福に育ったけど、父親が騙されて落ちぶれた。って言ってたのは嘘?」
(私には、しきりに自分は本当は良いとこ育ちだとアピールしてた…)
「ん~分からん。俺そんな事知らない。」
「おじいちゃん、おばあちゃんを知らないの?」
「母方のは、会った事ない。」
「お坊さんが落ちぶれて政治家になりたかったのかしら?」
「……分からん。」
いったい、義母はどういう人生を送って来たんだろう…?
まったく知らないで育ってる夫もどうかと思うが…。
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ま、元気そうで何よりでした。